プロフィール

■東京マロニエ吹奏楽団プロフィール

東京都清瀬市・東久留米市を中心に活動している吹奏楽団。

2011年3月の東日本大震災チャリティイベントをきっかけに、同年4月に創団。毎年開催の定期演奏会、サマーコンサートを中心に演奏活動を行っています。

当団の特色として、19世紀から20世紀前半の吹奏楽スタイル「コの字型配列」を再現しています。より当時のサウンドに近づける為「トランペットを用いずコルネットを使用」しており、その見た目から英国式ブラスバンドと間違われる事がありますが、いずれも同年代にイギリス・アメリカにおいて流行した演奏方式です。全楽器のベルが客席に直接向いておらず、ステージ上でブレンドされる豊潤でまろやかな響きが私ども最大の特徴です。


■音楽監督兼指揮者 

外波達也(Tatsuya Tonami)

中学時代にユーフォニアムを吹き始めた事をきっかけに

チューバからトランペットまで、マルチに金管楽器を吹くプレイヤー兼指揮者。

父はジャズトランペット奏者、祖父は新交響楽団(現NHK交響楽団)のバイオリン奏者。

吹奏楽における演奏指導、指揮について学生時代より活動を行っており、東京マロニエ吹奏楽団においては、2011年創団時より音楽監督兼指揮者を委嘱している。


■「トランペット」と「コルネット」

 

当団では「トランペット」は使用しません

代わりに「トランペット」の譜面も「コルネット」で演奏します

これはより音の溶け込みを強くするために、ふくよかで丸みのある音色をもつコルネットを採用しました

これによって「柔らかく」「あたたかな」響きが生まれるからです




■「コの字型」配列


一般的に、吹奏楽やオーケストラにおいての合奏時のパート配列は指揮者を中心に扇状に広がってゆく「扇型」配列が主流となっていますが、当団では「コの字型」配列を採用しています


「コの字型」配列は金管楽器のみで構成される英国式ブラスバンドでは定番の配列でもあり、全ての楽器が直接客席に向かって音を出さない、というところが一番の特徴です


この配列にすることでステージの中心に向かって左右正面から発せられた木管楽器・コルネット・トロンボーンの音と、反響版を利用したホルン・ユーフォニウム・チューバ・打楽器の音がステージ上で一旦ブレンドされ、そして客席にはブレンドされた音を響き渡せることが可能となります


直接客席に向かって音を出す「扇型」配列では決して成しえない、ブレンドされた響きが「コの字型」配列の魅力です

当団では「コの字型」配列ならではのブレンドされた音の響きに大きな自信とこだわりを持っています